生まれた街で - 荒井由実
コロナ禍になってからというもの、実家や祖父母の家になかなか帰れていません。
今年の春ごろに初めてこの曲を聴きました。
なんでベストアルバムに入っていないのか不思議ですが、すごく良い曲です。
大学生になって初めての独り暮らしをしてから、生まれた街に帰ったときを思い出しました。
街角に立ち止まり 風を見送ったとき
季節がわかったよ
「風に乗る」とか「風に吹かれて」とかではなく、「風を見送ったとき」っていうのが個人的にツボです。
俯瞰的になるときとか、黄昏る気分に妙にフィットする言葉遣いだなと思います。
そしてこの歌で何度も歌われる「季節がわかったよ」という歌詞。
ユーミン節って感じ。
ユーミンの感受性とワードセンスはどうやってできたものなんでしょうか。
今の自分と同じ年齢にユーミンが書いた曲を聴いてちょっとへこみました。
生まれた街の匂い やっと気づいた
もう遠いところへと ひかれはしない
海外で暮らしてみたいとか思ったこともありましたが、やっぱり生まれた街が一番心地が良いことに気付きました。
海外旅行は一番長くて2週間。インドでの滞在でしたが、自分には海外に住むのは無理だなと悟りました。インドだからっていうのもあるかもしれませんが、日本の良さが嫌というほど身に染みてわかったのでした。
地元ラブ。
ちなみにこの曲を知ることが出来たのはこの方のカバーからです。
この方が歌う歌、大体すき。