Life Is Party

NEW MUSIC , NEW LIFE

Birthday - くるり

 


 麗らかな風が吹く日でなくとも、木枯らし吹く毎日にもこの曲を聴きます。

コーラスのイノトモさんとのハーモニーが本当に素敵。

岸田さんは「ばらの花」でフルカワミキさんと、「さよならリグレット」では土岐麻子さんと一緒に歌っているし、ユーミンとも矢野顕子とも音楽制作をしています。

 

調べていて初めて知りましたが、ガッキーや木村カエラにも楽曲提供をしています。

なかなかのモテっぷり。

岸田さんすごい。

 

それとこのMVがいいんだ。

底抜けに明るい感じ。

 

君の生まれた日は

ずっとずっと先の

木枯らし吹く毎日の

ふっと晴れた日で

 

さっぶい毎日が続く中、「 あれ低気圧どこ行った?」ってなるような冬晴れの日あります。

 そんな日に生まれた「君」。

でもずっとずっと先?「僕の生まれた日」からみてずっと先ということなのか。

 

いつもどんな風に

あなたは大人になってく

 

 この節をみると、なんだか自分の子供にあてて書いてるような気もしてきます。

 岸田さんに子供がいるかは不明なので何とも言えないところですが。

 

恋人ではなくて誰かもっと大切な関係の人に宛てた歌のように思います。

 

目を閉じれば枯れ葉が春を呼ぶ

新しい世界を迎えることになる

 

少し前の歌詞に重ねる形で「君」を「春」に喩えています。

「僕」にとって「君」は何者にも代えがたい大切な人で、そんな人が生まれてきてくれたことを盛大に喜ぶような感じ。

 

「君が現れて僕の人生が変わった」みたいなことを岸田さんが歌うとこうなるってことだと思います。「世界を迎える」っていう受け身の表現も独特。

 

MVの嬉しい気持ち溢れんばかりのダンスがこの歌の歌い手の気持ちを象徴しているようです。

 

 

 

Galileo Galileiによるカバー。くるりファンの人も意外と知られていないような気がします。

 

このカバーでは女性の声のコーラスも再現されていますが

 

 

ちなみに同じ曲名でGGも歌を書いています。

 

この曲も大好きです。

 

一体僕は何になるんだろう

 

思春期の頃の大人になることへの抵抗感、恐怖。

そういうものと一緒に生を受けた喜びも歌っているように思います。