君はそう決めた - 坂本慎太郎
この曲を聴くとゾクッとします。
そして同時にスカッとして視界が開けたように感じるのです。
坂本慎太郎自作のアニメーションも物凄いものがあります。
一人で何かをしようとしている
楽しみとか苦しみとか知ろうとしてる
恋をしたり 喧嘩したりしたい
今日目覚めて 君はそう決めた
時には涙を流してみたり
窓ガラスが壊れるほど叫んでみたり
喜んだり、苦しんだり、泣きわめいたり、発狂したり。
まだまだ若造だけど一通り経験しました。窓ガラスは壊したことないけど、発狂して、鉛筆ぶん投げて、お気に入りの絵に傷をつけたことくらいはあります。
生まれてから死ぬまで色んな感情に振り回されていくのだけれど、その山あり谷ありがあってこそ人生は楽しい...。
なんて達観できるほど、人生経験豊かじゃないのでそう思えるように強く生きたいものです。
今日目覚めて 君は戸を開けて 突然外に出た
この街で生きている 行く人を見ながら
そして肝心なとこでしらけてみながら
朝がきて 夜が来て
また朝が夜になって
また朝が来て また夜が来て 朝が
君はそう決めた 突然に...
これまでのあらゆる判断とこれから訪れる判断、全部が一度切り。
何度でもやり直すことはできるけど、その日その瞬間には戻れない。
1日60時間くらい欲しいところですが、無常にも1日はたったの24時間で終わり、あっという間に朝が来て、夜が来て、朝が来て、夜が来て...その繰り返し。
ときどき人生は恐ろしく感じますし、実際そうだと思います。
「一寸先は闇」というより「一寸横は闇」といった感じで、自分の何気ない一挙手一投足は未来を大きく左右します。良い方にも悪い方にも。
人生のルートは決断の数だけ分かれ道があって、あの時こうしていればなんて考えがちですが、過去を悔やんだり未来を思い悩むのではなく今の瞬間瞬間を生きたい。
過去の決断も、これから訪れる決断も、「そう決めた」のならそれしかないんだ。
胸張って生きろ。
この曲にはそんな風なことを言われている気がします。
歌詞の最後、「君はそう決めた」のリフレインはなんてことない言葉なのにすごく力強く背中を押してくれます。
無事にワンマンのチケットが取れたので、ライブを観るのがとても楽しみです。
新譜も素晴らしい作品だったので今からワクワクです。