Everybody - Mac Miller
Mac Millerの遺作『Circles』に収録されている一曲。
Arthur Leeというシンガーソングライターが所属していたLOVEというバンドの"Everybody's Gotta Live"という曲にインスパイアされたカバーソングらしいです。
本家は比較的明るい曲調ですが、Mac Millerのアレンジはより抒情的で歌詞の切実さが増して、より迫ってくるようです。
それになんだかポール・マッカートニーを感じる一曲だなと思って「mac miller - everybody paul mccartney」と検索してみたら同じことを感じた人はちゃんと居ました。
"Everybody's Gotta Live"という曲のインスパイアに、ポールへのリスペクトが加わって本当に素晴らしい曲になっているなぁと思います。
Everybody`s gotta live
Everybody`s gonna die
Everybody just wanna have a good, good time
I think you know he the reason why
みんな生きなきゃいけない
みんないつか死んでいく
みんなより良い時間を過ごそうとしてる
なんでかは分かるでしょ?
詩の中で"the reason"について答え合わせをするラインはありませんが、その理由は「そうでないと死にたくなるから(辛いばかりでは死にたくなるから)」なのかなと思います。
薬物依存に苦しんでいたMac Millerの辛さは測りかねますが、彼がこの曲にインスパイアされたのは少なからず歌詞に思うところがあったんだろうと思います。
同アルバム収録の"Good News"には本当に悲痛な気持ちが綴られていました。
『Circles』は本当に儚くて胸を締め付けられるようなアルバムですが、それと同時に
Mac Millerが必死に生きていたことの証明であり、美しさを感じる作品です。