Dinah - Thelonious Monk
この曲はALの小山田さんがセロニアス・モンクが大好きだ、と昔のブログで綴っていたのを見て知りました。
ソロピアノはおろか、インストを普段あまり聴かない僕ですが、セロニアス・モンクの『Solo Monk』というアルバムにすっかり魅了されました。
ジャズってこんなに肩肘張らずに聴けるものなのかと少し感動しました。
「孤高のピアニスト」と呼ばれるモンクにはジャンル分けは意味を持たないのかもしれません。
是非ともアナログ盤を家に置いておきたい。
そんな1枚だと思います。
1曲目の「ダイナ」から跳ねる。
音が跳ね回って魔法みたいです。
憂鬱な朝もこの曲と一緒に歩けば、一日の始まりの良い準備体操になります。
曲の終わりの方は飛ばし気味だった勢いを調整するみたいにクッションの効いた着地をします。
その曲構成には少し「さびしさ」が見え隠れします。
なんだか空回りしてるようにも聞こえるんです。
次に続く曲が「I Surrender, Dear」という曲なので余計そんな考えを助長します。
それとも「ダイナ」という女性に向かう恋心だったりして。
その場合は「I Surrender, Dear」は「もう君には負けたよ」って感じの歌になるでしょうか。
ちなみに3曲目は「Sweet and Lovely」です。恋が実って 2人の甘い日々を表現しているのだとしたら面白いです。
歌詞がない分、普段より色んな想像が頭をめぐります。