輝く飛行船 - AL
聴くたび、涙腺が刺激されるALの曲です。ALの曲で一番好き。
この曲は小山田さんのソロ曲からバンドの曲になったそうです。
ノスタルジアの巨匠(個人的見解)である小山田壮平の屈指の名曲だと思います。
あの空に輝く飛行船を見たんだ
幼い心が見つめてた あの日
あの夢に優しい鐘の音を聴いたんだ
懐かしい父母の笑顔 許されていた頃の記憶
あれから…
僕も小学生の頃に3回くらい飛行船を見たことがあります。
いつもメットライフの飛行船でした。
もう何年もみていませんが。
この方のブログ ↓
http://hand-maid.hatenablog.com/entry/2018/01/22/223255
には「小さいころに輝く飛行船を見た記憶、それを夢で見て流れたものを元に作られた曲」という記述がありました。勉強になります。
見る夢が美しい…。
「許される」という言葉は小山田さんのブログでも見かけたことがあります。
この言葉は「ありのままの自分でいられる状況にいる」ということを指すのではないかなと思います。
「あれから…」と含みをもたせているところがなんとも…。
追いかけた君の影が霞んでいく
稲穂も風も 夏の朝も変わらないのに
こういう推察はあまり趣味のいいものではありませんが、「君」の指す人が姉の咲子さんであるとしたら、「帰郷したときに見る景色はかわらないものだけれど、君だけはいない」ということなのでしょうか。
どんなに悲しいときも 気づけば空を眺めてた 探してた
無常の世界の中を泳ぐ蛍に 誘われるように
「空」という言葉は小山田さんの曲では頻出ですね。
「無常の世界の中を泳ぐ蛍」がいまいちわからないのですがここからこの曲のクライマックスです。
「誘われるように」の唄い方が小山田さんならではで、毎回聴き惚れます。
メロディー こんなメロディー
瞳に浮かんだ涙の泉に差し込む木漏れ日に包まれて
あの空に輝く飛行船を見たんだ
いつもここでウルっとしてしまいます。
本当に唄い方が魅力的。
「夢見るバンドワゴン」の歌詞に「空 いっぱいの空」や「雲 追いかける雲」に似た歌詞があります。小山田さんの作詞方法のようなものなのかも。
車窓をボーっと眺めているときにこの曲が不意に流れてくるともう完全にやられます。
センチメンタルな気分になって地元に帰りたくなるのです。
そろそろALのライブに見に行きたいな。