Watching The Wheels - John Lennon
ジョン・レノンという巨人を前にするといつもみたいに気になる歌詞を取り上げて和訳したり、解釈を試みたりという気にはなれない。
ネット上にある一般的な和訳に関して自分なりに「ここはそういう意味ではないんじゃないか」なんて思ったらその限りではないんですが。
ジョンのインタビューや彼の境遇を考えれば、この曲は大きな議論を巻き起こすような曲ではないと思います。
この方の記事がわかりやすいです。
この曲はジョンの死後に第二弾シングルとして発表されたそうです。
この曲がジョンが生きている間ではなく、この世からいなくなったあとでリリースされたというのが憎らしいというかなんというか。
僕が生まれてもない時のことだけど、もし当時を生きていて、尚且つジョンのファンだったらそう思うだろうなと。
I`m just sitting here watching the wheels go round and round
まるで遥か遠い宇宙の彼方、神様のいるところでこの歌詞の通りにずっと動き続ける車輪を見つめ続けているんじゃないかと思えてくるんです。
No longer riding on the merry-go-roundI just had to let it go
あとに続くこの歌詞ももういなくっってしまったことを聴く人に突き付けているような気にもなる。
「もう吹っ切れたんだ」なんて、この世界に未練はないんだって捨て台詞はいてるみたいで。
勿論真意は異なるだろうし、もっと生きていたかったはずだから、すごく失礼なこと書いてるのは承知してますが、そんな風に思えてしまうのです。
書いてて自分でも何が言いたいのかよくわからなかった…。
とにかく、この曲が大好きだし、いつかこの曲の意味するところがちゃんと自分の中にストンと落ちてくれたらいいなと思います。
そして、キリンジによるカバーがこちら。
絵面がすごいよ。
たぶん僕は泰行さんの英語の発音が好きなんです。
完全なネイティブではないけど、すごく上手で。
個人的になかなかクセになる歌い方で。
あとおまけみたいでQueenに申し訳ないですが、『オムニバス』収録の"Fat Bottomed Girls"のカバーも最高です。
こんな感じで歌われてるけど、歌詞は「お尻の大きな女の子を賛美する」というものであるというギャップ。
変態 × スウィートボイスの新境地です。