甲州街道はもう夏なのさ - ランタンパレード
なにかのライブのSEでかかっていて、すかさずShazamでライブラリに追加した曲です。
大好きな曲で、「夏が来たな」って思ったらプレイリストに入れるんです。
昨日行ったGUIROのライブ(もう素晴らしかった)でDJの松永良平さんがかけてくれてまたこの曲を思い出しました。
もう七月になるし、なんてグッドタイミングなんだ!
この特徴的な「テレッテッテッテッテッテー」のメロディーが最高で、中毒的です。
なんでも大貫妙子さんの「くすりをたくさん」からのサンプリングだそうです。
全く知らなかった音楽を知れるの最高。
メロディーが明るいのに、歌詞の内容はとにかく怖い、、けどそれも含めていい。
歌詞の最後には
変なクスリをたくさん やってるんじゃない?
とか聞かれたりしました
と。同じように「クスリ」がでてきますが、オマージュのようなものでしょうか。
オマージュと言えば、この曲のタイトルにも。
調べていたら、RCサクセションの曲に似たような題名の「甲州街道はもう秋なのさ」という曲がありました。
世代が世代で、全然知らなかったんですが、きっと何かしらの思いを込めてこの曲に名前を付けたのかなと思います。
そしてこの曲の不思議な雰囲気。あぶないけれど、聴いていると謎の全能感のようなものが身体に宿ります。
夕べは美しい月明りの下で職務質問を受けたのです
気象庁はもう関係がなく いま
額では汗と砂ぼこりがまじり合っている
へへ。カッコイイ。
美しい月明りの下で職務質問か。面白いなぁ。
たったこれだけを歌い終えてすぐさまサビに入ります。
この潔いスピード感が、あっという間に過ぎ去る夏のように思えてならないのです。
潤すために渇かしたかのような 僕の喉が
出来れば夜明けから夜更けまでは
見届けたいのだけれど 僕は
見届けたいのだけれど 僕は
この部分が一番好きです。
「潤すために渇かした」という感性が好きっていうのもありますが
「見届けたいのだけれど 僕は」に潜む切なさとか寂しさのようなものが胸に来るんです。