So Let's Get Truth - Mr.Children
とてもメッセージ性が強い曲。
二分足らずであっという間に終わってしまいますが、詰め込まれた言葉たちからは色んなことを考えさせられます。
もっと短い、30秒足らずの曲がandymoriにはありますが、短い曲というのは刹那的で、儚さのようなものを感じさせるからいいんですよね。
この曲のメロディーはそれほど暗くないし、ブルースハープはいい感じだから、歌詞の割には重苦しい気持ちにならないので僕は大好きです。
ゴミのような段ボール
そこで眠る老婆
錆びた夢の残骸 明日は我が身
だけど 素通りする 素通りする 素通りしたりする
日本はホームレスに対して冷たい視線を浴びせがちだと言われます。
オーストラリアにいったとき、お金を求めて手を差し出しているホームレスに道を行く人が当たり前のようにコインを渡す光景をみました。
明日は我が身。それでも自分がその状況に陥らない限りはノンノンと毎日を繰り返します。大切なのは想像力。
ダメな日本の情勢を 社会派は問う
短命すぎた首相を嘆くTVブルース
みんな苦笑してる 苦笑してる 苦笑したりしてる
安倍さんはここ最近ではかなりの長寿政権ですが、それまでは使い捨てカイロのように次々に首相が辞めては新しい首相に変わってきました。
長寿がいいってわけでもないけど、あまりにも短命だと、政治基盤が安定しないからよくないですからね。
我は思想を持たぬ愚連隊です
若きこの世の雑草です
団塊の世代が生んだ愛の結晶は
今日もWalking in the street
愚連隊って、要は不良のことですよね。
もう大人の自分たちを表わす言葉としては違和感が残りますが、ふて腐れてることを表わしてるんでしょうか。
団塊世代の子供なので桜井さんの世代を指しますが、ここの歌詞はメッセージ性というよりは、自分たちの世代について歌う節という感じです。
子供らはたんこぶ作らず遊び
隣に倣えの教養 植え付けられて
顔色をみて利口なふり 利口なふり 利口なふりをする
やがて矛盾を知り 苦悩したり 試行錯誤する
最後は教育批判のむき出しのメッセージですね。
「たんこぶ」のとこは外に出て遊ばなくなったことを言ってるんだと思いますが、深海が出た当時ってゲームはそんなに流通してましたか?
生まれて何年か経ったときなので全然わからない。(笑)
日本の教育は集団行動に特化しすぎなところが否めないです。
幼稚園児ですら列をなしてきちんと歩いていて、それを見た外国人が「なんて立派なの!」と驚く話を聞いたことがあります。
そうして育った子供たちは、大人になって気づいた矛盾や不条理に悩みながらも成長していくわけですね。
タイトルは「真実をつかもう」みたいな意味ですけど、どうもしっくりこないのでどなたか良い意訳をお持ちでないでしょうか。
この曲の桜井さんの歌い方って他の曲と明らかに違っていて、そこがまた好きなところなんですが、うまく形容できない歌い方なんですよね。
ちょっと力の抜けたかんじ。
これがいい。