One Day - サニーデイ・サービス
夏が終わりましたね。。
涼しい夜の空気に鈴虫の声が響くだけでこんなに心は休まるのか、と感動しているこの頃です。
夏の終わりに毎年聴きたくなる曲ってあると思うのですが、「One Day」はその中の1曲です。
夏の終わりを描いた歌詞が本当に素敵で癒されます。
静かな海辺のような風景
ときどきそこにみんな集まる
知らず知らず吸い寄せられる
何も喋らずに
ただ涙を乾かす風を待つ
落ち葉の日々 静かな海
暖かい砂の上を歩く
夏が終わり こぼれる光
優しく波打つこの気持ち
なんというか、将来は海が近いところに住んでみたいと思うような歌詞です。
センチメンタルな気分で暖かい浜辺を歩きたい。
さざ波の音に癒されたい。
寄せては返す波を見て、悟りを開きたい。
妄想と願望が膨らみます。
この歌はとにかく優しい。優しくて穏やかな気持ちになります。
暗闇駆ける魂を持つ
どんな時にだって光を愛す
この2行の歌詞が特に大好きです。
解釈は人それぞれですが、僕は自分の心との向き合い方についての歌詞なのかなと思っています。
人生の中で辛いことからは避けられないけど、目を背けることなく、むしろその暗闇のトンネルを駆け抜けるくらいの気持ちを持つ。
そして絶望の中にあっても希望を決して捨てないということ。
幸せになることを決して諦めないこと。
こんなメッセージを込めて曾我部さんは歌詞を書いたのかなと思いました。
とても大事なことですよね。
いつかは君に風が吹く
いつかは穏やかな雨が降る
だれもいない何にも見えないこんな場所にこそ
きっと太陽は顔を出す
風も雨も多くの場合は困難を意味しますが、ここではそうではなさそうです。
それこそ冒頭付近で出てきた「涙を乾かす風」です。
そして背中を押してくれる風や痛みを洗い流してくれる雨。
孤独を感じていたり、落ち込んでいたりする時にこそ心に染みる歌詞です。
きっと太陽は顔を出します...。
早くコロナ禍終わってくれ。