アタタカイ雨 - 富田ラボ
なんだか日中はポカポカ暖かくなってきました。
春の陽気の中、ふと頭に流れてきて思い出した曲です。
富田ラボはキリンジを聴いていたころに自然と聴くようになりました。
勝手に思い出しておいて何なんですが、少しさびしさの残る曲です。
別れの季節でもある春には合ってはいますが、僕はどうやらセンチな気分になるのが好きなようです。
featuring ママレード・ラグの田中さん。
男でも惚れるイケメンぶり。そして歌もしっかり上手い。
スイートボイスでなめらか歌い方なのでウットリしてしまいます。
大好きだと君が笑う
そんな日々を僕は信じた
この「君」の歌い方が大好きです。クセすごい。
本当を言うと いつだって変わらなく
永遠なら 手を伸ばせばすぐ傍に 息をひそめている
わかってたよ
最後の「わかってたよ」が物語る切なさ。
永遠は手を「伸ばせば」すぐそばにひそんでいる、と。
あくまでも息をひそめているだけで、手を伸ばしたところで永遠は手に入るかわからないってことでもある。
「望んだところでね…」っていう諦めのこもった「わかってたよ」なのかなと思います。
この歌詞を書かれたのは高橋幸宏さんという方。
この歌詞の魅力を最大限に引き出す富田ラボによるメロディーとアレンジ。
梅雨の季節にもまた聴くことになりそうです。