わらべうたのすすめ
わらべうたっていいですね。
最近聴くようになりました。
日本人が遺伝子レベルで落ち着くことができる音楽だと思います。
覚えがないけれど、何故だか懐かしさがこみ上げます。
「おちゃをのみに」という童歌です。
サムネイルの絵がとても可愛い...。
おちゃをのみにきてください
はい こんにちは
いろいろおせわになりました
はい さようなら
田舎のおばあちゃんの家のような安心感。
あと、お酒を飲んで頭がホワホワしてきたときの感覚もある。
ちなみに僕は童歌を聴いた記憶は全くありません。(笑)
日本茶をお供に、聴いてみてください。ほっこりします。
折坂さんのギターと声が良いのは言わずもがなですが、途中に聞こえるマンドリン?のような弦楽器もとても良い味出してます。
童歌を聴くようになったのは寺尾紗穂さんから。
アルバム、「わたしの好きなわらべうた」には日本各地に伝わる童歌にアレンジを加えたものがレコーディングされています。
中でも「七草なつな」はかなり冴えてます。凄まじいアレンジ。
茨城の七草の歌です。
鳥追いの鳥を払う音と、七草を叩く呪術的な音が入り混じっている歌だそうです。
七草なつな
唐土の鳥が渡らぬ先に
ストトン トントトン
七草なつな
名のない鳥が鳴かないうちに
ばんか ばんか ばんか
たしかに。
ポップだけど、少しおどろおどろしい...。
お祭りの儀式の、ワクワクするけど、神妙な感じ。
唐土は中国のことで、大陸からの渡り鳥が来て作物を荒らしてしまう。
死活問題ですから、鳥は憎くて仕方がないわけです。
呪術っぽくなるのも頷けます。
太鼓を叩く方はもしかしたら唐土の鳥を意識してのキャスティングなのかもしれません。頭に乗ってるヒラヒラ凄い。
呪文のようなところは地域によって違うみたいで、日本に異様に擬音語が多いのもこういうところに起因してたりするのかなと思います。
折坂さんにも「ぼくの好きなわらべうた」っていうアルバム出してほしいです。