Life Is Party

NEW MUSIC , NEW LIFE

Ballad of the Dying Man - Feather John Misty

 


 

すごくホッコリする音楽です。

ハートフルな声とコーラスが大好きです。

 

この曲を聴くと、映画を一つ観終わってエンドロールを見ているような気分になります。

 

Naturally the dying man wonders to himself
Has commentary been more lucid than anybody else?
And had he successfully beaten back the rising tide

Of idiots, dilettantes, and fools

 

「死を目の前にして、男は自分自身について思いを巡らせていた

 これまで繰り広げてきた物語は他の何よりも明快だったろうか

 間抜けと中身のない奴と馬鹿者たちから打ち寄せる満ち潮を

 食い止めることができた」

 

少し自己解釈が過ぎる感じもありあますが...。

回想録のような曲です。

まさに“Ballad of the Dying Man”。

最期を迎えるにあたり、自分の生涯を思い返すのです。

 

二行目の歌詞で自分の人生は誇れるものだったろうかと振り返り、三行目の歌詞で、生涯乗り越えてきた苦難を思い出します。

 

On his watch while he was alive
Lord, just a little more time

 

「彼が生きている間は彼の見守る(監視する)なかで生きてきた

 主よ、あともう少しだけ

 もう少しだけ時間をあたえてください」

 

一行目のラインをどう捉えるか難しいですが、「誰かの制約のもと暮らしてきた」と捉えるのが文脈からして妥当だと思います。

決して幸せな最期ではないようです。

 

Oh, in no time at all

This`ll be distant past

 

「あぁ、もう時間がない

 今この時もやがて遠い過去になる」

 

毎度のことながらこうして歌詞をしっかり読むと、メロデイから自分が思い浮かべた世界観との差異があります。

Feather John Misty には寂しい最期を迎えた知人でもいたのでしょうか。

こんなに寂しい曲とは思ってもみませんでした。

 

"Alone again, naturally"のめっちゃ暗い歌詞とポップなメロデイの組み合わせみたいに、あえて暗い歌詞とは相反する心温まるメロデイを組み合わせてみたのかもしれません。

 


 スタジオver.です。

 


 

ギターとピアノとボーカルのみ。

素朴かつ素敵な音楽。