Mercedes Benz - Janis Joplin
小山田壮平さんの弾き語りツアー2018で披露されたこの曲。
それ以来この曲が大好きになりました。
当時は全然ジョプリンのことを知りませんでしたが、すぐに好きになりました。
ちょっと余談ですが彼女のことを知らない人でも、SUZUKIのCMで1度は彼女の曲を聴いたことがあるはずです。GLIM SPANKYのカバーで。
むっちゃ上手いですよね。
余談でした。
この曲の冒頭にジャニスの話し声が、曲の終わりには笑い声が録音されています。
演奏もなく、ほぼアカペラです。
というのもこれはデモver.でして、言わば未完成の曲なのです。
実はジャニスは27歳という若さでなくなったミュージシャンで、かの有名な「27クラブ」に数えられる一人です。完成を前にして彼女が亡くなってしまったために"Mercedes Benz "はこのデモのままアルバムに収録されたのでした。
でも世界中の誰もこの曲の完成状態を知らないわけで、この粗削りで人懐っこいアカペラこそが"Mercedes Benz"なんですよね。
小山田さんが披露してくれたカバーもアカペラでした。
この曲の最初の話し声では「とても社会的かつ政治的な曲を歌うわ」みたいなことを言っています。
「神様、ベンツ頂戴!」みたいな可愛い曲にも聞こえますが、そういう意味を含んだ歌だと考えるなら資本主義や格差社会を暗に批判していたりするんでしょうか。
YouTubeのコメントにはこの曲の可愛い雰囲気に便乗したコミカルなものがありました。
「あぁ、神様。どうか単位を。学費が高すぎます…。」
同じ大学生としてはひどく同情する内容ですが、面白いコメントです。(笑)