Life Is Party

NEW MUSIC , NEW LIFE

Race for the Prize - The Flaming Lips

 

 

唐突な新着に興奮しました。

携帯の通知に「"Race for the Prize"を投稿しました。」って来るんですから、そりゃあ興奮します。

"The Soft Bulletin"がリメイクされてリリースになるそうです。

 

 

イントロとともに大歓声とも怒号とも区別のつかない人々の叫び声が聞こえるのはこの曲のお決まりみたいなものです。

 

僕もいつかこの爆音に包まれてビッグシャウトしてみたいです。

 

feat.The Colorado Symphony & Andre de Ridder ということでより、壮大さが増したというか。

とりあえずリリース後20年を経ても進化していることはわかります。

 

この曲の何が良いのか。

 

 

まず初っ端のドラムのぶっ壊れ具合とゆらゆらとして掴みどころがないけど何処か癖になるシンセ。

こいつらにグッと心を掴まれます。

 

サイケデリックという言葉がピッタリ。

ヘドバンみたいに頭を振りたくなる不思議な曲です。

 

歌詞も面白い。

人類史、それも近現代の資本主義社会を俯瞰するような、風刺するような内容。

 

Two scientists are racing

For the good of all mankind

 

「二人の科学者はしのぎを削る。全人類の幸福のため。お互いに」

 

いつまでも続く競争。

狂騒曲ならぬ狂走曲。

 

Theirs is to win   If it kills them

They`re just humans with wives and children

 

「ただ勝利のため たとえ自分自身を滅ぼそうとも 

  彼らは妻子ある一人の人間なのに 」

 

ここは風刺の色が強いように思います。

自分で作った科学の結晶が自分を死に追いやるようなこともあるかもしれません。

 

かのノーベルも自分が生んだダイナマイトが沢山の命を奪ったことに心を痛めました。

 

 

Upwards to the vanguard

Where the pressure is too high

 

「彼らは先駆者へとなりあがった 

 プレッシャーはもっと圧し掛かってきた」

 

歌詞の内容が少しストーリー仕立てなのも好き。

 

科学はどこまで行くのか。

発展すればするほど、破滅の未来も近づいているような気もします。

 

 

最後に僕の好きなライブ映像を置いときます。