Go Outside - Cults
1回聴いてしまえば、次に聴くときにはもう一緒に口ずさんで歌うことができるポップで親しみやすい曲です。
漂うようなドリーミーな感じもありますが、まだ太陽がでてるうちに聴くといい心地にしてくれると思います。
雑多な人混みの街中でも、芝生に寝転がりながらでも聴けて、非現実的な空間に連れていってくれるような感じです。まさに白昼夢みたいな。
But to me death is not a fearful thing, it`s living that`s treacherous.
「僕にとって死は恐ろしいものではないんだ。それは生を伴った裏切りなんだ。」
冒頭部分のポエトリーリーディングです。
かなり意訳をしてしまいましたが、しっくりくる訳が思い浮かばないです。
死とは、生きている最中の生命に起こる裏切りのようなものだと言いたいのではないのでしょうか。
I really want to go outside
I really want to go outside and stop to see your day
you really want to hole upyou really want to stay inside and sleep the light away
死を克服した「私」と死を得体のしれないものだと恐れて外に出ることができない「あなた」。
曲調から察するに、「さあ外の世界に飛び出そう!」的な軽いノリの曲かと思いきや、「死」という言葉が出てきてなかなかシリアスな曲です。
Well, I know what`s good
Exactly cause I have been there before
「何が自分/あなたにとって良いことなのか知ってるよ。僕もこもった世界にいたことがあるもの。」
恐れるものを克服した「私」は「あなた」に向けて、こう投げかけます。
自分も君と同じだった。外に出ることが一番の良薬なんだと。
外の世界との関わり方なんて人それぞれなので、やや強引にも思えてしまうような歌詞ですが、そんなに深く考えて曲を捉える必要もないので楽しい曲調に身を任せてしまえばOKです。
でも今いる場所が退屈なのであれば、絶対に外へ飛び出すのが吉です。
それだけは間違いない。
いつ「死」という唐突な裏切りが現れるとも限らない。
善は急げだ。
こちらはライブバージョン。