三月の雨 (Águas de Março) - Antonio Carlos Jobim
九月になりました。
二年前の九月末のPredawnのライブ。アンコールでこの曲が歌われました。
Predawn曰く、「ブラジルでの3月は日本での9月に相当する」のだそうです。
それから僕は9月になったらこの曲をプレイリストに入れて雨を楽しむのです。
ありがとう、Predawn。Predawnカバーよかったなぁ。
「三月の雨」と訳すか、「三月の水」と訳すかは人によりますが、僕は「雨」派です。
「水」じゃ意味がよくわからないという単純な理由です。
僕の妄想ではジョビンは三月の深々と降る雨のなか、この曲を書いたのです。
「三月の雨」と訳すか、「三月の水」と訳すかは人によりますが、僕は「雨」派です。
「水」じゃ意味がよくわからないという単純な理由です。
僕の妄想ではジョビンは三月の深々と降る雨のなか、この曲を書いたのです。
ジャズミュージシャンの菊池成孔氏による解説&訳詞朗読&歌。
言ってしまえば、この曲は名詞をつらつらと羅列した変な曲です。
意味があるのかどうかは音楽において肝要ではないですが、この曲は不思議な魅力に満ちています。
歌詞に現れる言葉たちから連想するのは、、
無機的な物質世界と生きた流動的世界、そしてこの自分の身一つ。
一瞬の出来事、人と人の交わり。それらが孕んでいる危うさと楽しさ。
波のように押しては返していく感情。
生きるとはどういうことか。
こんなことを考えてしまうくらいには、この曲は不思議なパワーを持つ素晴らしい曲です。
この曲のカバーは数多ありますが、僕の好きなカバーはこれです。
楽しい音楽です。