砂漠の流刑地 - ふくろうず
だんだん だんだん変になる
この歌詞に従い、だんだんとMVもぶっ壊れていきます。
ボーカルは倒れてるし、ドラムの人はクリームまみれ、そして一人いなくなっている。
楽器も壊れまくり。
最初のほうから一気に飛ばして動画の最後に行くと笑っちゃいます。
砂漠を歩く旅人のように
星を見つめていたい
「砂漠を歩く旅人」で僕は世界的名著の「アルケミスト」をなんとなく思い浮かべました。
この物語において少年を導く「前兆」とこの歌詞に似たものを感じたからです。「前兆」は自らの夢の道しるべのような存在です。
夢をあきらめないかぎり、宇宙のすべてが協力してそれを実現するよう手助けしてくれる。その助けの現れが前兆です。
仮にボーカルの内田さんが「アルケミスト」をモチーフに開いていた場合、「旅人のように星をみつめたい」は「夢を抱いて歩み続けていたい」と置き換えることができると思います。
内田さんは本が好きな方なので、多分そうじゃないかなぁ…。
けばけばしいだけの
誘うルージュのように
恨むのはやめた
難解な歌詞ですが、あまり歌詞でみたことのない歌詞があったりして面白いです。
わからないなりに考えてみると、
「外見を取り繕って誰かを振り向かせようと頑張ったり、失敗して憎しみを抱えたりするのはやめよう」
ってことなのかなと。
神様は君だった
一途に思っていた
女の子だから
この歌詞好きだなぁ。
自分にとっては神様はすぐそばにいる大切な人だった。
きっとここでいう神様は全知全能で、世界を創ったような存在ではなく、その存在のおかげで自分が救われるような人のこと。
すてきな二人じゃないですか。
100万回戦争やって
この手を真っ赤に染めたって
いま だんだん だんだん好きになっていく
この曲のタイトルに「流刑地」とあるのはなぜなのか。
罪と戦争はなんとなく関連付けできなくもないですがはっきりと意味はわからない…。
たぶんずっとわからない。(笑)
最後のほう、内田さんがボソボソ言っていますが、これは般若心経を言っているそうです。
そう聞かされても全くわからないですけど。(笑)
ドリーミーかつセンチメンタルな気分にしてくれるふくろうずは本当に唯一無二のバンドでした。
ふくろうずは特別なバンドです。
解散する前にあったライブを「またいつか行けるだろうからいいか」と考えてパスしたことを後悔しました。
それ以来大好きなミュージシャンのライブは行けるだけ行くようにしています。
ちなみにふくろうずは、まだYouTuberという単語が生まれる前からYouTubeに動画を投稿していて、そこらへんのYouTuberより面白いので是非。