Halfway to Heaven - POP ETC
Galileo Galileiがプロデューサーに迎えたことで知られるPOP ETC。
ボーカルのクリス・チュウは日本から大きな影響を受けていると語っていて、Twitterでも日本人に向けてのメッセージを日本語で投稿する親日家です。
それだけでも親近感が湧いて、応援したくなります。
このライブも東京で開催されたものです。
この弾き語りが好きなんです。
"Halfway to Heaven"は「天国に向かう途中」みたいな意味です。
生きることはゆっくりと死に近づくこと。
ゆっくりと死んでいくこと。
僕にはこの考え方がとてもシックリきています。
得体のしれない「死」というものに対しての向き合い方としては完璧ではないにしても慰め程度にはなってくれます。
そしてこの曲のテーマは「生きること」について。
I`m halfway to heaven , and I don`t know if it`s where I`m meant to go
「僕は今、天国に向かう途中。でも、そこが自分が行こうとしているところなのか、わからないでいる。」
こんな訳になるでしょうか。
自分はどこへ向かうのか、それは永遠に続く禅門問ですが、考えることを放棄してはいけないなと思います。
And I don`t know where to go
This house has changed so much since I grew
「どこへいくべきかもわからない。生まれ育った家はすっかり変わってしまった。」
この歌詞で思い出した歌があります。
ミスチルの「祈り」で、
生まれた場所が違う顔して見えるのも
本当は僕の目線が変わってきたから
という歌詞がありますが、これは「確かに」と納得します。
桜井さんは悟り開いてます。
I don`t know what to do
My heart is racing back and forth
「何をしたらいいのかもわからない。あちらこちらに行ったり来たり。」
この曲でクリスはかなり迷路に迷い込んでいるのがわかります。
でも本当に人生は悩みだらけ。
悩んで悩んで、人は成長する。(と信じてます)
歌詞は決して明るくはないですが、アルバム音源はなかなかリズムに乗れちゃう曲です。