湯気ひとすじ - 折坂悠太×NORITZ
先日行った、”折坂悠太 Oneman Live 2019” でまさかまさかのこの曲の弾き語りを拝聴することができました。
このサイト(https://kyodonewsprwire.jp/release/201901282611)に歌詞とストーリーが描かれているので二回目に見るときは是非見てみてください。
屋根の三角に陽は落ちて
一つ二つ
灯りがついて
窓から漏れる湯気ひとすじを
くぐりぬけてしかめ面
オーリーは日本らしい景色を切り取るのが本当に上手。
使う言葉一つに日本の懐かしさを感じさせるものがあります。
ノーリツさん、ナイス起用。
「しかめ面」は「笑うと負けよ、アッププ」のくだりでしょうか。
MVも含めてですが、お風呂を通した家族との繋がりだとか暖かみのようなものに溢れています。
集まった声が静けさに戻ってゆく
今日もそうです
学校に行って帰る。仕事に行って帰る。
お風呂に入っては眠りにつく。
今日も明日もその連続。
それがそれがあれです
ほらほら あれです
幸せ~
ノーリツのあのメロディーの部分がここ。
指示語がすごいけど。
わかるなあ。
あったかいお風呂につかるあの気持ちよさを、この3行は見事に表しています。
「幸せ」、この一言につきますもんね。
問わず語りのこの心
君は箸でより分ける
オーリーの歌で知らない言葉を教えてもらうことが多いです。
「問わず語り」とは「人が聞いていないのに自分から語りだすこと」だそう。
学校であったこととか、仕事場であったこととか。
その日の出来事をべらべらと語りだす家族をお母さんか誰かが「はい、はい」となだめる様子が思い浮かびます。
「箸でより分ける」って表現、たまらなく大好きです。
口から漏れるその一言を
聞かないように風呂に行く
分かりみが深いです。
親の口うるさい言葉だとか、最後の決め言葉みたいなものを聞かないようにしてお風呂に逃げ込む、みたいな。
一人暮らしをしていると余計懐かしくなってこの曲が大好きになってしまいます。
つぶやく声が鼻歌に変わる時
今がそうです
僕もお風呂に入るときは大抵、歌を呟くように歌っています。
そうこの時こそが、、、
これが これが あれです
ほらほら あれです
幸せ~
「幸せ~」
いやー、いい歌。
音源化を熱望するところですが、サビがノーリツさんのメロディーなので、著作権的にややこしそうです。(笑)