Everybody does - Julien Baker
「みんなそう。誰だってそうなのよ。」
Julien Bakerのなんだかちょっと前向きになれるいい曲です。
2018年の来日公演で彼女を拝見しましたが、身体はすごく華奢だけど、パワーがすごかったです。
どこからそんな声出てるの?って感じで。
とにかく見ていると胸の奥がキュッとなります。
彼女の物販のTシャツにキツネのイラストが描かれたものがあったんですが、まさにイメージとしてはキツネを思い浮かべます。
孤独なキツネのような眼差しを思わせるんですよね。
変な例えだ。
right beneath my nails
where I cannot dig them out
「正しいことは爪の下に」
この表現、ユニークで結構好きです。
このたったの3単語で
「手の届く範囲にありながら、それを手にするには、とてつもない痛みを伴う。」
という意味を内包しています。(深読みかな、、、)
もしくは、爪をはがすなんて非現実的な行為に絡めて、正しいことなんて掴みようがない。正解はない、とも読み取れます。
歌詞は自嘲的なところがあったり、明るいもの曲ではないです。
自分を責めるような気分。
自分を許せなくなったらこの曲を聴けばいいと思います。
You're gonna run
It's alright, everybody does
You're gonna run
It's alright, everybody does
「あなたはきっと走り出す。大丈夫。誰だってそう。みんなそうなんだから。」
"Everybody does"が意味することとしては
「みんな大変な思いをしてる、あなたひとりだけではないのよ」
みたいなことではなく、もっと奔放に、自由に生きることを肯定するものではないかなと思います。