『ソウルセラー』- 長澤知之
長澤知之の最新アルバム『ソウルセラー』出ました。
表題曲の「ソウルセラー」、すごくいい。
胸の奥でくすぶっていたあの日の炎
掌でずっと守ってきた光
それだけでいいと高速バスに飛び乗って
夢を見て一人眠ったラブホテル
本当に、僕が思う長澤さんらしさが全開の曲。
「高速バス」みたいに乗り物が出てくるところとか、「ラブホテル」みたいな言葉をさらっと、しかも表題曲に放り込んでくるところとか。
時に人は言うよ
「捨て去って素直になろう」
なぜ素直になるために捨てなきゃいけないんだい?
疑問を投げかける歌詞もよくつかわれている気がします。
相変わらず、ドキッとする歌詞。
プライド 僕はあなたを抱き歩く
みんなが茶化す姿に会釈する余裕
そしてこのクスッとくる歌詞。
ユーモアあるなと感心します。この姿を想像するだけで面白い。
プライド 僕は炎に焼かれ歩く
いつかは燃え尽きる時が来る
高らかにこの瞬間を空に刻む
魂の揺らぎに身をゆだねて
魂の揺らぎに身をゆだねて
一つだけ疑問があります。
ソウルセラーをそのまま日本語にするなら「魂を売る人」ですよね。
普通に考えて「捨て去る」ことは「魂を売る」ことに置き換えれそうです。
となるとなぜこの曲のタイトルはソウルセラーなのか。。。
分かりません(笑)。
しかし、この曲はいい曲です。
この曲も好きです。
ゴルゴタの丘はイエス・キリストが磔にされて亡くなったところです。
クリスチャンの長澤さんならではの曲でしょうか。
ゴルゴタの丘 あなたの仰いだ
ゴルゴタの空 かつての空
今日も僕は遠く離れた国で月を見てる
曲中に出てくる「あなた」はキリストを指すのでしょう。
日本人の中には信仰するという感覚がそういうものか理解できない人が多いと思います。
僕もそうですが、敬虔な信者の人を見ると少し羨ましいような気持ちが現れます。
彼らの中にはいつも救いがあるのだろうと思うからです。
いつかを待って いつかを待って
浅はかな街から逃げるように
罪を犯して 罪を悔やんで
この節は「回送」に似たものを感じました。
僕は街をでたんだ もう嫌になったんだ
千羽鶴を折るような生活の往来に
「 浅はかな」と「千羽鶴を折るような生活の往来」も言い換えのような気がします。
そしてこの歌の結びに
また今日の終わりを感じながら 世の終わりを思う
世の終わりを思う
「世の終わり」とはなんとも意味深です。
聖書勉強してみようかな。
何かわかるかもしれないです。
4月のライブが楽しみ。