Life Is Party

NEW MUSIC , NEW LIFE

長澤知之

孤高の天才と言われる長澤さん。

聴き始めたころは「それはちょっと言い過ぎですよ」と彼を軽んじていましたが、本当にその言葉の通りだと痛感しているこの頃です。

小山田壮平と同じように音楽を生業にすべく生まれた人だと、本当にそう思いました。

 

爪弾くメロディーにグッと心を掴まれて、独特な歌詞から紡ぎだされる世界観に圧倒されます。

塞ぎこんじまったら長澤知之というのは僕がそういう沈んだときに彼の曲を聴いて救われているってことです。そういうパワーがあるんです。

 

1.蜘蛛の糸


甘い甘い甘い展望とロマン しっかり立ててしまう浅瀬ん中

泳げないことにムカついてる 溺れることも 何もできずに

ただ 浮かばない

 

欠片だけでも欲しいな
欠片だけでも欲しいな

くれるならどこだって行こう どこだって行こう

 

2.享楽列車

ただの逢魔が時さ 気の病 気にしない

今日は今日が 明日は明日が心配するんだから

大丈夫だよ 大丈夫 どうせ訪れるんだから

 

3.カスミソウ

君は清く強いカスミソウ 誰かになるために在るんじゃない

霧の中で躓きながら 支えあう小さな白い花さ

 

4.回送

でも この頃いつも同じ空を繰り返し顧みてるのさ

それは此処にも何処にも無い

かといって無いわけでもない遠い空

ああ 何にもわかっていないのに さもありなんと鼓動してるんだ

それは時計の針のように 確かに ほら 確かに

 

夢の話 全て夢さ あの白い嘘も鐘の音も誓約のその涙も 夢の話 全て夢さ 何もかもありませんでした ただのファンタジーでした

 

5.明日のラストナイト

 

赤と黄色と青と 赤と黄色と青と

移ろい続けること それが日々の何もかも

そして僕にできること 君の傍にいること

明日のラストナイト たとえオメガであろうと

 

長澤さんは実はクリスチャンだそうで、このこともこれらの独特な詞に大きな影響を与えているのではないでしょうか。

最近このことを知ったのですが、長澤さんの曲から「救い」を感じるのを妙に納得しました。

春にはミニアルバムの発売に加えて、ツアーもあるので今から楽しみです。