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Mr.Children の『友とコーヒーと嘘と胃袋』について

 Mr.Children、(以下、ミスチル)の「Q」というアルバムに『友とコーヒーと嘘と胃袋』という曲があります。

 

何を隠そう、僕にも3年間くらいミスチルばっかり聴いていた時期がありました。

ミスチルはシングル曲は言わずもがな、アルバム曲を聴けば聴くほど味が染み出すバンドなんです。

『友とコーヒーと嘘と胃袋』は僕が好きなミスチルのアルバム曲の一曲です。



これがかなりヘンテコで、世間一般のミスチルの印象とはかけ離れている曲なんですがなかなかの名曲なんです。隠れた名曲というやつです。

題名そのままに、「友」と「コーヒー」と「嘘」と「胃袋」が歌詞を構成する要素です。(当たり前)

曲調はダークな感じでなかなか渋いです。でも中毒性のある世界観なんです。

 

あぁ風の噂で君の話を聞いたんだよ
結婚はしたけれどあまり幸せではないらしい
僕にだってそれなりに守る生活があるから
何をしてあげられるという訳じゃないけど
友よ 友よ 友よ

 結婚をした「友」は幸せではない様子。世間一般に結婚をして身を落ち着かせるのは良いと考えられがちですが、この主人公はそんな「友」を憐れんでいるように聞こえます。自分は結婚なんてまっぴら御免だと言わんばかりです。

あぁ男もまた女によって変わるんだなぁ
最近は紅茶よりもコーヒーを飲んでるんだよ
あの娘の吸う煙草の口の中の残り香と
にがいコーヒーとの相性がとてもいいから
飲むよ 飲むよ 飲むよ 飲むよ

 次は「コーヒー」です。

コーヒーを趣向するようになる理由は新しい女性との出会い。男も女も相手次第で簡単に変わってしまうということですかね。

久しぶりにあった友達が交際している人のせいか昔と変わってしまっていた経験は確かにありますね(笑) なんとも寂しい気持ちになりますよね。

 

この歌詞のあと、長い間奏に入ります。

ここで桜井さんのクセの強い長台詞が唐突に始まります。

ファンの間ではよく知られていることですが、この長台詞は桜井さんがお酒に酔った状態でレコーディングしていたんです。アルバム曲だからできる遊びですよね。

聴くべし。

歌詞に戻ります。

そう 僕の今年の運勢はとてもいいんだなぁ
下らないB級雑誌に書いてあったけど
信じる事の出来そうな位の可愛い嘘は
なるべく信じてみることにしたんだから

そして「嘘」です。 B級雑誌の占いを「可愛い嘘」だとしながらも「なるべく」信じてみよう、と。「なるべく」というところに少し引っかかります。

周りの人がつく「可愛くない嘘」に対してうんざりして人間不信にでもなっているのでしょうか。

それとも大して深い意味はないのかも。

 

さぁ見てみろよ今や世紀末は遠い過去の話だ
そもそもキリスト教に僕はなんの信仰もない
罰当たりと言われてもクジラやイルカの肉も食べる
悲しみも 憎しみも 愛しさも 優しさも いやらしさも
食べるよ 食べるよ 食べるよ

「Q」が発売されたのは2000年。ノストラダムスの大予言で地球が滅亡するといわれた時期をすぎて間もないですが 「遠い過去の話」と。

予言は大きな「嘘」だった。関係があるような気がしないでもないですがここはよくわかりません。

信仰がないので、食べることがタブー視されている動物も食べる。このくだりは大きなものに対しての懐疑心がうかがえます。

大きなものに従順であることを嫌悪しているような。

 

悲しみも、憎しみも、愛しさも、
優しさも、いやらしさも
食べるよ、食べるよ、食べるよ

 

だから胃袋よ、嗚呼、僕の胃袋よ
もっと強靭たれ  もっと貪欲たれ
何だって飲み込んで 何だって消化して
全部エネルギーに変えてしまおう

 

そしてここまでの流れを締めくくるような終盤の歌詞。

人生、生きていたら嫌なことの方が多いです、大抵の人は。大人になればどうにもならない不条理や近しい人の死を目の当たりにします。

その全て受け入れて、この身に全部、全部、全部、全部、全部受け入れてそれを糧にすらしてしまおう。

そんな歌だと思います。
この曲は、ある意味で人生賛歌に聞こえます。

結構奮い立たせてくれます。

そんなわけで僕はこの曲が大好きです。

 

 

 

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