Life Is Party

NEW MUSIC , NEW LIFE

今夜、世界中のベニューで(Who`s singing) - 七尾旅人

 


今夜 世界中のベニューで音楽が鳴りやんで

それぞれのメロディーは

行くあてもなく散らばった

 

世界中のベニューで音楽が鳴りやんで

静けさに耐えかねて

ベランダで誰か歌った

 

Who`s singing now?

 

今夜 世界中のベニューで音楽が鳴りやんで

人気のない道を帰る

パンデミックイヤーの午後九時

 

今夜 世界中のベニューで音楽が鳴りやんで

ギターケースにしまわれた

誰かの声がこだました

 

今 どうしても抱きしめたいのに

すぐそばまで近づけなくて

やりきれぬ夜の長さに

ひとりきり誰か歌った

 

世界中のベニューで音楽が始まる日には

この壁も崩されて 新しいドアに変わると

 

今夜 世界中のベニューで音楽が鳴りやんで

静けさに耐えかねて

ベランダで 誰か歌った

 

とても寂しい。

ライブは世界中で軒並み中止になってしまいました。

 

公式ではないですが、歌詞を起こしてみました。

SoundCloud以外ではリリースされていないようです。

 

 

ベニューはライブハウスだったり、コンサート会場のこと。

 

イタリアのベランダでの素敵な演奏を見て、音楽の持つ力の大きさ、そして音楽がどれだけ人々の心に根付いているのかを再認識しました。

 

静けさに耐え切れなくなったら歌いましょう。

 

 

いつの日かパンデミックが収束して、ソーシャルディスタンスという「壁」が崩れ、そして世界中のベニューに音楽が溢れることを願います。

 

 

収束したとしても、ライブハウスが潰れていたんじゃ救われません。

各ライブハウスでは様々な形で支援を募っています。

出来る限りの応援をしましょう。

 

新生音楽で配信された模様もぜひ。

ワンちゃん達が聴き入っているのがとても可愛いです。

 

 

わらべうたのすすめ

 

わらべうたっていいですね。

最近聴くようになりました。

 

日本人が遺伝子レベルで落ち着くことができる音楽だと思います。

覚えがないけれど、何故だか懐かしさがこみ上げます。

 


「おちゃをのみに」という童歌です。 

サムネイルの絵がとても可愛い...。

 

おちゃをのみにきてください

はい こんにちは

いろいろおせわになりました

はい さようなら

 

田舎のおばあちゃんの家のような安心感。

あと、お酒を飲んで頭がホワホワしてきたときの感覚もある。

 

ちなみに僕は童歌を聴いた記憶は全くありません。(笑)

日本茶をお供に、聴いてみてください。ほっこりします。

 

折坂さんのギターと声が良いのは言わずもがなですが、途中に聞こえるマンドリン?のような弦楽器もとても良い味出してます。

 

 

童歌を聴くようになったのは寺尾紗穂さんから。

 アルバム、「わたしの好きなわらべうた」には日本各地に伝わる童歌にアレンジを加えたものがレコーディングされています。

 

中でも「七草なつな」はかなり冴えてます。凄まじいアレンジ。

 


 

茨城の七草の歌です。

鳥追いの鳥を払う音と、七草を叩く呪術的な音が入り混じっている歌だそうです。

 

七草なつな 

唐土の鳥が渡らぬ先に

ストトン トントトン

七草なつな 

名のない鳥が鳴かないうちに

ばんか ばんか ばんか

 

たしかに。

ポップだけど、少しおどろおどろしい...。

お祭りの儀式の、ワクワクするけど、神妙な感じ。

 

唐土は中国のことで、大陸からの渡り鳥が来て作物を荒らしてしまう。

死活問題ですから、鳥は憎くて仕方がないわけです。

呪術っぽくなるのも頷けます。

 

太鼓を叩く方はもしかしたら唐土の鳥を意識してのキャスティングなのかもしれません。頭に乗ってるヒラヒラ凄い。

 

呪文のようなところは地域によって違うみたいで、日本に異様に擬音語が多いのもこういうところに起因してたりするのかなと思います。

 

 

折坂さんにも「ぼくの好きなわらべうた」っていうアルバム出してほしいです。

 

Run Away - イ・ランと柴田聡子

 


 

お二人の声の相性がバッチリで大好きな曲です。

 

日本語と英語と韓国語が入り混じったオモシロ曲。

肝心の韓国語パートは何を言っているのか分かりませんが...。

僕も韓国人の友達が欲しいです。

 

今年は静かな四月

人も仕事も投げ捨てて

君と一息 逃げたときからどうしてるか

庭の鉢植え 握り握り返す

Run Away Run Away Run Away...

 

歌詞あってるだろうか...。 

本当に今年は静かな四月です。

桜が咲いて小鳥もさえずるのに、人間世界だけがカオス。

 

家から逃げ出したいです。インドア派ですが、ここまで抑圧された状況だと流石に嫌になってきます。

いつになったら収まってくれるのでしょうか、コロナウイルスは。

 

医療従事者の方には本当に感謝しかないです。

 

 Let`s run away 

 I know everything is changing from now own

 

 「逃げ出しましょう 今この瞬間から全てが変わり始めるよ」

 

杏さんが「教訓1」のカバーをYouTubeに投稿していたり、長澤知之さんが周りの人への声かけを呼び掛けていますが、僕もこの時期の自死が気がかりです。

 

特に今年は色んな人が窮地に立たされています。

自死の増加は是が非でも避けられるべきです。

 

 

学校がないので未成年の自死は寧ろ減ってくれることを期待していますが。

 

 

 

 

 この二人は本当に仲が良いらしく、ライブ動画もとても素敵です。

僕はイ・ランさんの話す日本語が大好きです。

 


 

 

NEW MUSIC, NEW LIFE - 笹口騒音オーケストラ

  


 

 200記事目となりました。自分にしては続いているなと感心しています。

節目なのでこのブログを始めたころの初心に帰ってこの曲を。

 

ブログタイトルの「Life Is Party」はもちろんandymori の楽曲名からそのまま拝借しているのですが、サブタイトルの「NEW MUSIC, NEW LIFE」はこの曲から頂いてます。

 

タワーレコードの"NO MUSIC, NO LIFE"企画?で色々なアーティストのポスターが作製されてきましたが、笹口騒音ハーモニカ(ソロの活動名)も結構前にそのポスターが作られました。

 

彼が掲げたのは「NEW MUSIC, NEW LIFE」でした。
 

シンプルだけど、それゆえにすんなりと腹に落ちる。

すごく共感できます。

 

音楽は大好きだし、もちろん「NO MUSIC, NO LIFE」ではあるんだけど、たまに音楽を遠ざけたいときもあります。

僕は気持ちに余裕がないときは音楽を落ち着いて聴けない人です。

 

 

新しい音楽を知って、新しい日々が始まったような気になることは多々あります。

音楽はメンタリティーの部分で、新しい日々を提供してくれます。

ちょっとしたことですが、本当に日常に彩りが加わる感覚です。

 

音楽で人生を救われた人なら、それこそ「NEW MUSIC, NEW LIFE」です。

 

海の深さも知らず

空の高さも知らず

僕は死ぬ

 

人生100年時代と言えど、この世のあらゆることを知るには人の一生は短すぎます。

自分のちっぽけさを知るところからもまた、新しい日々がはじまります。

ワクワクしましょう。

いつかは死にます。

 

締め切りを意識すると宿題が早く終わるように、自分がいつか死ぬことを自覚して生きていれば、人生は自ずと充実しはじめるだろうと僕は思います。

 

「NEW MUSIC, NEW LIFE」は自分の好きな音楽を紹介するこのブログのコンセプトにピッタリです。

 

 

Got Til It's Gone - Janet Jackson

 

 

 

 

少し前に知った曲です。

 

YouTube見てたら全く聴かない人の動画が出てきました。

そういうときは大体、Google先生がオススメしてきているので、皆さん見逃さずクリックしましょう。

 

Googleには僕の好みがバッチリ見抜かれてしまっています。

今回はオススメのレベルが高かったのに驚きました。

 

僕はジョニ・ミッチェルが大好きなんですが、ジャネットなどのR&Bは余程好きな曲でないと聴きません。

 

この曲はジョニ・ミッチェルの "Big Yellow Taxi"をサンプリングした曲で、ジョニ・ミッチェル好きの僕にGoogleがオススメしてきたわけです。

調べてみるとサンプリングというよりも実際にジョニ・ミッチェルを招いてレコーディングをしたようです。

 

ジャンルが全くと言っていいほど違いますから、このオススメには驚きました。

AIすげえ。

 


 

"Big Yellow Taxi"は環境問題をテーマにした曲で知られています。

ハワイに旅行に出かけたジョニ・ミッチェルが目にしたのは、雄大な自然の中にどっしり構えるパーキングと車社会。

 

それって普通のことじゃない?と思いますが、1970年リリースの曲なので、今とは結構状況が違ったのかなと思います。

ハワイも今ほどの観光地ではなかったかもしれません。

 

 

"Got Til It's Gone" でサンプリングされている部分は、サビにあたるところです。

Don't it always seem to go that you don't know what you've got 'til it's-- ×3

You don't know what you've got 'til it's--

 「何を持っているのか分からないのはいつものこと

 その時になるまで何を持っているのか分からない」

 

「その時」とは、「もう手遅れだ」と気づいたときのことでしょうか。手遅れになるまで、文明の加速は止まるところを知らない。

そんな警鐘を鳴らす歌なのかなと思います。

 

男性ボーカルではQ-Tipsというラッパーが参加しています。

 

Joni Mitchell never lies

 

ジョニ・ミッチェルは嘘をつかないのさ」

1970年からちょうど半世紀。

地球に住まう人類の文明はもう引き返せないところまで来てしまっているのかもしれません。

 

次に世界大戦が起こるようなことがあったら、人類はもう滅びるときなのだろうと思います。

 

 

Take it slow - Fazerdaze

 


 Fazerdazeの『Morningside』を久しぶりに聴きました。

やっぱりとても良いアルバムです。

 

最近心がソワソワするので、この曲に心を鎮めてもらいました。

 

珍しくちゃんと和訳しました。

 

It seems so far already

It seems so far ago

I don`t know if I`m ready

I‘ll take it slow

Take it slow  Take it slow

Out and around we go

 

「もうずいぶん昔のことみたい

 そう、かなり前のことのように感じる

 自分自身、準備できているかどうか分からない

 でもね 自分のペースでやっていこうと思うの

 ゆっくりと 焦らずに

 行ったり来たりしながら」

 

現実は、なかなかこうも行かないものです。

現状をコントロールできずに、予定や他人に振り回されているときに人はストレスを感じます。

 

マイペースでやるには思い切りが必用です。

自分のなかで線引きをしっかりして、「これはしない!」と決めたことはしません。

 

自分を冷たい人間だなんて思う必要はありません。

まずは自分を満たす。自分を満たせない人が他人を満たすことはできません。

 

And when we’re lost together

We seem so far apart

I don`t know where we headed

We’ll make a start

Take it slow  Take it slow

Out and around we go

 

「それで私たちは一緒に迷子になった

 私たちの間に隔たりがあるように感じる

 私たちが何処に向かっているのかも分からない

 でも始めましょう

 じっくりと 焦らずに

 行ったり来たりしながら」

 

1番は自分のこと、2番は恋人とのことを歌っているように聞こえます。

こんな風にありたいものです。

 

 

シンプルなドラムループと二本のギターでのレコードも。

 

 

先が見えない日々が続きますが、暗いニュースばかりに目を向けず、この曲みたく"Take it slow"で行けたらいいな。

 

traveling - 大橋トリオ

 


 あー、旅行したい!

宇多田ヒカルの名曲、「traveling」。

 

この曲は色んな人にカバーされてると思いますが、僕は大橋トリオのカバーが大好きです。 

 

オリジナルの疾走感を損なうことなく、オシャレに歌い上げてるなぁと思います。

オリジナルは凄すぎて近未来感がありますけど、このカバーは昼の散歩にもマッチします。

 

 

金子ノブアキ激似ミュージシャン」こと、大橋トリオは見た目通り音楽もお洒落。

バックグラウンドを調べてみたんですが、音大のジャズコースピアノ科の出身。

 

なるほど、と頷く経歴です。ちなみに「トリオ」ですが、ソロアーティストです。(笑)

 

大橋トリオの声も最高でまさにトリップ感満載なんですが、大橋トリオバンドのドラムも最高。

大橋トリオのドラムはコトリンゴPredawn、優河、時には矢野顕子のバックバンドなどを務める神谷洵平さんです。

 

色んなアーティストに引っ張りだこのドラマ―で、僕は彼のTwitterをフォローしているのですが、人気の理由がわかります。

 

音に凄くこだわりのある方で、スネアを滅茶苦茶持っていたり、色んな珍しい楽器を所有されてます。

 

僕はPredawnのライブでお目にかかったことがあるのですが、身体全体を使って凄くダイナミックにドラミングされます。その姿はとても楽しそうで、見てる側も幸せになります。

矢野顕子には"Happiest drummer"と紹介されたくらい。

 

 

大橋トリオは結構カバーアルバムをリリースしているので一聴されることをお勧めします。

もちろんオリジナルも。

 

邦洋問わず、名曲を鮮やかにアレンジした曲ばかりです。

知らないバンドを知るきっかけにもなるので、僕はカバーアルバム大好きです。